姪浜駅から徒歩4分の幅2.8mの路地に接道する住宅地に建つ飲食店兼共同住宅。 1階は飲食店4店と物品販売店1店の5店舗が入り、2、3階は賃貸住宅。
元寇の海道、唐津街道の宿場町、炭鉱の産業鉄道、市営の鉄道というように、姪浜は「道」と共に発展してきた。 そこで道から始まる地域開発、道の続きにある住居を目指した。
路地に接する建物正面は、地域のひと休み場、憩いの場となるように建物を後退させベンチと植栽を配置。進むと両脇に店が、階段を登ると住戸がある。階段を登り、専有廊下を抜けると住戸に辿り着く。住戸内に入りトイレ、手洗い、、シャワーブース、サービスルーム、キッチンを脇目に進み、段差を降った先にリビングがある。リビングの先にプライベートバルコニーがある。
サービスルームの壁面に足場板を設けカスタムできるようにした。 道の続きに住む居住者が住みこなすことを期待する。