CATEGORY : 副所長ブログ DATE : 2024年11月26日
九州大学大学院芸術工学研究院高取研究室と協働した、桜並木駅の期間限定の公園がオープンしました。
オープニングイベントでは、地域のみなさまを対象に、地域の方々とともに時間をかけて作り上げていくひろば、をテーマにガーデンに宿根草の植え付けや広場に設置するファニチャーに絵を描くワークショップが開催されました。
弊社は、ランドスケープデザインの「ランドスケープむら」と共同し、全体計画のご協力をさせていただきました。
このまちを地域と共にはぐくむ活動など、さまざまな視点を持ち、活動を支える空間、「居場所」を設計するという姿勢を持ち続けていきます。
いしばしみつお
【発注者】 西日本鉄道株式会社 都市開発事業本部 企画開発部
【主体】 九州大学大学院芸術工学研究院環境デザイン部門
高取千佳研究室(参加:高取千佳准教授、
研究室の学生10名、大学院授業での参加学生7名)
西日本鉄道㈱都市開発事業本部
【協力】 全体計画…㈱ランドスケープむら、㈱環・設計工房
宿根草ガーデン……グリーンフィンガーズ曽根岡紀子氏、池田氏
ファニチャー………㈱亀﨑開楽園亀﨑正吾氏
全体施工……………㈱西鉄グリーン土木
https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20241113/main/0/link/24_093.pdf
CATEGORY : 所長ブログ DATE :
かねてから国文化財登録に向けて、図面・所見作成のお手伝いをしていました福岡市東区箱崎にある「旧大學湯」が、去る11月22日、国登録文化財に登録妥当として答申されました。これまで旧銭湯を地域のコミュニティスペースとして活用されてきた石田健さん・銀ソーダさんの日々の活動、福岡市文化財活用課の赤坂係長・黒田有花さんのご尽力によって、歴史的たたずまいを残す旧銭湯が、国登録有形文化財というお墨付きをもらって、さらに箱崎地区の魅力の一つが増えるという嬉しいニュースとなりました。
私と旧大學湯の出会いは、昨年受講していた福岡県建築士会主催の「ヘリテージマネージャー養成講座」の演習課題として、これを扱うことから始まりました。養成講座は受講者がそれぞれ自由に課題を選んで、その図化等を通して歴史的建造物への見識を深め、それを文化財登録として後世に遺す手法を学ぶというプログラム。ここでは中島孝行先生をはじめとした多くの先生方から貴重な学びを得ることとなります。その課題選定にあたって、市文化財活用課の赤坂係長・黒田さんに相談を持ちかけたところ、大學湯さんとのご縁をいただくこととなりました。
実際の図面作成が始まってからは、週末を使って銀ソーダさんに立会の手間をおかけしながら大學湯に出向き、現地測量と図面化を進めました。建物の概要を示す所見作成では東京在住の石田健さん来福の折に丁寧に保存された過去の写真や図面、契約書類等の資料を借用。それらを読み解きながら、大學湯の生誕から現在までの年表を作成し、この建物と関わる人々が辿ってきた歴史を整理しました。所見の大半は市文化財活用課の黒田さんのご尽力による部分が多く、これを九州大学の箕浦先生にもアドバイスいただきながら、まとめていくこととなりました。
終盤の文化庁への答申作業は主に市文化材活用課と石田さん、銀ソーダさんによって行われ、私はあまり関われずにいましたが、その都度、丁寧なご連絡と現況報告をいただき、答申の日を心待ちにしておりました。
これまで、新築の設計作業が多かった中で、歴史的建物を後世に遺していく一通りの流れを体験できたこと、その中で多様な異なる立場の素晴らしい人々との出会いがあったことは得がたい体験でした。一つの建物の歴史を辿ることは、そこで生活した家族やその町の歴史を辿ることであり、同時に空襲や廃業などの建物存続の危機に、どう生き永らえる選択がされたなどをなぞる作業で、資料を照らしながら往時に思いを巡らすのは楽しい時間でした。
杉本泰志
CATEGORY : 緑のカーテンProject DATE : 2024年10月21日
11月のマンデーギャラリーについてご案内です!
(月曜が祝日のため、火曜日の開催となります)
今回は、ランドスケープむらの徳永哲氏をお招きして開催いたします!
ご興味のある方、是非ご参加ください。
(講演後は、懇親会も予定しております。)
テーマは『バルセロナと近郊都市の建築・ランドスケープ』
開催日時:11月5日(火)17時〜18時
場所:(株)環・設計工房 会議室
詳細について添付のご案内をご覧ください。
※参加申込みについて下記メールアドレスまでお願いいたします。
アドレス:info@kanarc.jp 担当:岩本
CATEGORY : 副所長ブログ現場レポート DATE : 2024年10月7日
昨年10月から建設が進む「南部療育センター新築工事」が上棟しました。
工事(旭・西鉄・岩堀建設工事共同企業体)は福岡市発注の物件で、
あいあいセンター、西部療育センター、東部療育センターに次ぐ
南部の中核施設となるものです。
本敷地は、福岡市博多区の三筑公民館・三筑小学校に隣接し、
西鉄大牟田線 雑餉隈駅〜桜並木駅の東側、電車車窓から現場状況を見ることができます。
福岡市では、11月を労働安全強化月間と定めており、
来月の福岡市労働安全強化月間ポスターに「南部療育センター」の写真が採用されました!
令和6年度の完成をめざしています。
石橋光男 近藤由梨
CATEGORY : スタッフブログ現場レポート DATE : 2024年9月30日
2024年2月から工事をしてまいりました、五ツ釜ALLEYが2024年9月20日(金)に竣工致しました。竣工に際して9月26日(木)に竣工式、9月27日(金)に内覧会が執り行われました。
竣工式の様子
この建物は壁式鉄筋コンクリート(WRC)造の3階建てです。1階には飲食店が4店、店舗が1店の合計5店が入ります。2、3階は共同住宅です。30代独身男性をターゲットに絞ったこともあり、一般的な部屋とは異なる尖った部屋にできたと思います。
1階の飲食店「五ツ釜ALLEY RESTAURANTS」は10月1日(火)OPENです!
是非立ち寄ってみてください。
https://itsutsugama-restaurants.com
福永