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奥八女焚火の森キャンプフィールド

OKUYAME TAKIBI no MORI CAMPFIELD

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INFO
平成24年九州北部豪雨災害によって大半が流出した「きの村キャンプ場」の復興事業として整備が行われた。豪雨災害で多くのものを失った笠原地区の、「谷あいの暮らし(川のある暮らし・木のある暮らし・火のある暮らし)」を表現することがテーマとなった。   笠原川を中心としたランドスケープ(水、川のある暮らし) 敷地を流れる笠原川の北側(右岸)には管理棟、宿泊棟(キャビン3棟、コテージ2棟)とフリーサイト、南側(左岸)にはサニタリー棟と電源サイト、広葉樹の森の中腹にブッシュサイトを配置。各エリアから笠原川を眺めることができ、せせらぎの音を感じながら過ごすことができる。また、管理棟には笠原川を眺めながら地域のお茶を味わえる八女茶カフェを配置した。宿泊棟のキャビン・コテージは初心者でも安心してアウトドアが体験できる宿泊施設。テントをイメージした屋根下の屋外リビングは、雨の日でも屋外で過ごすことができる。   地場産木材の活用屋外(木のある暮らし) 八女市は杉材の産地としても有名であり各建物の構造材から仕上材に至るまで、八女産材を使用している。特にキャビンとコテージで使用した磨き丸太は、笠原地区で伐り出した杉を使用しており、地域の山の恵みをその地で活用している。   焚火の森(火のある暮らし) 山に囲まれ燃料となる薪が調達しやすい笠原地区では、薪ストーブや焚火台、囲炉裏やかまどが生活に溶け込んでいる。キャンプフィールド内にも焚火台や薪ストーブを多数配置し、火を囲むシーンを随所に設けた。管理棟では、笠原地区で調達された薪をファサードの一部に取り込み、建物の横には地域で使われていた八女石の焚火台を移設し、キャンプフィールドのシンボルとしている。  
所在地:福岡県八女市黒木町笠原
発注者:八女市
主要用途:キャンプ場
構造・規模:木造
延床面積:784.72m²
施工:(株)黒木建設、オオキタ建設(株)、大坪建築(株)、(株)吉田ボーリング工業、(資)柴尾電気商会
竣工:2021年3月
業務: 基本設計,実施設計,監理
担当者: 石橋 光男
備考: 構造:川﨑構造設計
設備:設備総合計画
撮 影:イクマサトシ(Technistaff)
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