CATEGORY : 所長ブログ DATE : 2020年9月22日
シェーナ箱崎駅前 竣工
東区の九大正門前近くに建つ8階建て賃貸マンションが竣工しました。1LDK~3LDKが混在し、
1階にはテナント、最上階にはルーフガーデンが設置されています。
地場大手エネルギー関連企業OBの施主は、これまで豊富な建築の発注・管理経験を持っており、
「トータルライフサイクルコストの観点で望ましい建物のありかた」を設計の中で、
我々も学びながら、約5年の歳月をかけて、ようやく竣工に至りました。
限られた敷地の中で、既存建物の柱位置を避けた最小限の本数の柱位置の決定。
賃貸管理を行う地場大手不動産のベテラン営業マンとの定例打合せによる、
ユーザーに好まれる間取り、維持コストが低減できる諸々の工夫。
施主は幾度となく、建築プランをスケッチ検討され、それを囲んでの濃密な設計打合せ。
現場に入ってからは大高建設の野見山所長・平山さんとのタッグで再度建物のあり方を
見直しつつ、ひとつづつステップを重ねての竣工となりました。
施主をはじめ、いろいろな気付き・学びの機会をくださった関係の皆様に感謝!です。
杉本泰志
CATEGORY : 所長ブログ DATE : 2020年9月20日
昨年から取り組んでいた福津の保育所がようやく竣工しました。
木造の平屋建ての保育所です。
大事にしたのは木造と外部空間です。
保育所に限らず、内部空間が気持ちいいのは木造だということは
常々感じていました。
しかし、保育所は住宅や学校に比べて、木造で作る際の法的規制が
強く、いわゆる「内装制限」がかかり、木を表しにしにくい。
そのことに、どう対応するかが大事なテーマでした。
廊下を、制限がかかる内部ではなく、外部廊下とする事で
内装制限から外し、これにより柱梁の木表しが可能になりました。
しかし、日常的に雨に降られると困るので、軒の高さを低く、出を長く
して、天気に左右されない、木質感のある外部廊下の断面を熟慮しました。
もう一つは、外部空間をしっかりつくること。
これは契約が決まる前から、みどりの設景室 上野さんにお願いをし、
建築以上に施主の意中に合った、計画をつくっていただきました。
自然素材と多様で身近な緑の組み合わせによる外部空間は、
訪れた人を笑顔にし、場を五割増しによく見せてくれます。
建築の床は触覚の心地よい平川木材のうづくり仕上げ。
外壁は宮崎から来ていただいたアウターウォール。
サインは大坪咲穂さんの書をGATAP大宝さんが綺麗にまとめてくれました。
照明設計は夜間シューティングもしていただいた馬渡さん。
そして、難しい建築をまとめてくださった因建設さん。
他にも多くの方々の手で、竣工に漕ぎ着けました。
(写真2枚目 撮影:イクマサトシ(technistaff))
竣工写真はこちらです
杉本泰志
CATEGORY : スタッフブログ現場レポート DATE : 2020年2月20日
福津市で虹の森保育園の地鎮祭。
前日の雨でお天気が心配でしたが、綺麗な青空です。
敷地に地縄を張っています。
園の子どもたちも参加してにぎやかです。
保育園ならではの微笑ましい光景です。
工事の無事を祈りながら五穀やお酒等を穴にいれました。
いよいよ工事着工です。上棟式は4月、完成は9月を予定しております。
井口 悠
CATEGORY : イベント DATE : 2019年12月5日
11/22(金)に海外研修(イスタンブール組とフィンランド組)の報告会を行いました。
第一部(トルコ・イスタンブール組)日程:11/1〜11/5
〈主な目的見学物〉
ブルーモスクが改修中だったため、最初に一同で感動したアヤソフィア!
イスタンブール地下宮殿
salt garata ギャラリー&図書館
トルコ式木造住居
イスタンブール空港
第二部(フィンランド組)日程:11/7〜11/11
〈主な目的見学物〉
スタジオ アアルトの前で
アアルトハウス
テンペリアウキオ教会
マリメッコ本社社員食堂Maritoriでランチ(食器はマリメッコ!)
11/22(金)18時〜 トルコの伝統菓子バクラヴァ(トルコで購入)やフィンランドの雰囲気を味わうためのサーモン(近くのスーパーで購入)を
食べながらそれぞれ約1時間半ほどの報告をしました。
CATEGORY : イベント DATE : 2019年11月15日
2019年11月9日(土)九州産業大学の1号館S201教室で富田玲子先生の「子育て環境としての建築」という講演会に参加しました。富田玲子先生は東京大学大学院を修了し、象設計集団の創始者の一人です。
お話しの内容には3つのテーマがありました。
1-「子どもたちの身も心ものびのびいきいき」
2-「ここにしかない」
3-「自然とともにある」
建物の写真を見ながら、建築の空間を説明していただいて、その上に子どもたちのための設計の工夫がよく理解出来ました。富田玲子先生の素晴らしい作品と人間性を直接感じられてとても嬉しく思います。
その後、鮎川 透 (環・設計工房、建築士会会長)とのクロストークでは建築にかかわるようになったきっかけなど、普段は聞けない話も聞くことができました。
約2時間の講演会が終わってから、九州産業大学の食堂で、第1懇親会に参加しました。
先生たちと学生さんも一緒に交流して、富田玲子先生と記念写真を撮りました。
次は、第2懇親会をしました。今度は建築士会のメンバーです。美味しいお料理とお酒を飲みながら、色々な話をしました。外は寒いかも知れませんが、どこか暖かさを感じました。
富田玲子先生にお会いできて、本当に嬉しい一日でした。先生にはお元気で、これからも活発に仕事をして欲しいです。富田玲子先生、皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。