CATEGORY : 副所長ブログ DATE : 2025年6月23日
令和7年6月21日 福岡市アクロス天神にて開催されました。
大会のテーマは『伝統と革新』 ~アジアの交流拠点都市へ~
大会のプログラムは九州各県代表者による県地域実践活動発表や、藤本壮介氏を講師に迎え『紡ぐ建築~人と自然と空間~』(講演会)、『天神ビッグバン巡り』(レクチャー・現地見学)、『歴史建築散歩 まちあるきスタンプラリー』(現地見学)の三つ分科会などイベントが開催されました。
福岡県建築士会会長挨拶を弊社の鮎川透が行いました。
開催趣旨
2000年の歴史が続く都市、福岡。「博多祇園山笠」をはじめとする伝統的な祭りが、今でも都市の中に息づいており、歴史と文化を大切にしながらも、九州一の経済都市として成長してきまし た。福岡市では、次のステージ「アジアの交流拠点都市」の実現に向かって、革新的な取組み『天神ビッグバン』が 2015 年から始まっています。 天神ビッグバンは、規制緩和により都市再開発を誘導するプロジェクトで、建替えに合わせ、水 辺や緑、文化芸術、伝統や歴史などが持つ魅力にさらに磨きをかけ、多様な個性や豊かさを感じられるまちづくりが行われています。 本大会ではプロジェクトスタートから 10 年、革新的なデザイン(意匠・制度設計)の大型プロジェクトが続々と進行する福岡市天神地区の「今、この時」を記憶に留め未来の都市を考えるきっかけとなることを期待いたします。
CATEGORY : 副所長ブログ DATE : 2025年6月20日
昨年9月に竣工した五ツ釜ALLEYの2,3階で住居以外での募集も始まりました。
そこでこのブログでは五ツ釜ALLEYの魅力をお伝えできたらと思います。
【建物のコンセプト】
路地を意味するALLEY。
街に溶け込む佇まいと、研ぎ澄まされた感性が光る内部空間をどちらも楽しめる特別な暮らし。
【唯一無二の8戸の住まい】
駅近の便利さと、街の空気感を身近に感じる立地に、一つ一つ異なる8戸が組み合わさった集合住宅が完成しました。
【特別な隠れ家】
周辺建物との距離を保つよう工夫を凝らした開口部と、天空の光を室内に導くライトコートが、大人の隠れ家を演出します。
【個性を描くためのキャンバス】
無駄を削ぎ落とした仕上げ、家具配置を限定しない平面プランは、十人十色の暮らしを包みます。
【街との楽しい接点】
1階のイートイン店舗ではさまざまな食が提供されています。
日々の食事、友人との乾杯など、自分のダイニングテーブルのように楽しんでください。
photo : ikumasatoshi (TechniStaff)
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○物件名/五ッ釜ALLEY
○物件種目/店舗・事務所
○所在地/福岡市西区姪の浜1丁目24-28
○交 通/地下鉄空港線 姪浜駅 徒歩4分
○構 造/鉄筋コンクリート造 地上3階建
○竣 工/2024年9月
○契約期間/定期借家契約5年(要相談)
○業種/事務所(※シェアオフィス等は不可)
店舗:予約制のネイル・整体・眉毛サロン・
ホワイトニング・アイラッシュ・ヨガ・
エステ・語学教室等。
不可:民泊・パーソナルジム・マシンピラティス・
音楽教室・無人の業種(※給排水の変更は不可)
○備考/保証会社加入必須
物件のお問い合わせはこちらまで
○管理会社/株式会社大央
○電話番号/ 092-712-2303
※住居利用でのお問い合わせも引き続き受け付けております
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CATEGORY : スタッフブログモノコトプロジェクト DATE : 2025年5月16日
九州大学大橋キャンパスで長年親しまれてきた建築物群が、国の登録有形文化財(建造物)に登録されたことを記念し、令和7年5月11日(土)、その設計者である香山壽夫先生による講演会が同キャンパスにて開催されました。
光栄にも、その講演会後の二次会の会場として、弊社をお選びいただきました。
当日は、芸術工学部の第1期生から第4期生を中心に、多くの卒業生が集まり、まるで同窓会のような和やかな雰囲気の中で始まりました。皆さんそれぞれに焼酎やワイン、ウイスキーを手に、懐かしい話に花を咲かせておられました。
会の途中、香山先生よりお話をいただく時間があり、「老いること」について語られました。特に、エドマンド・ウォーラーの詩『Old Age』への共感を通して、加齢によって得られる平安や智慧について教えてくださいました。
当日ご参加された方々も、この詩の内容が気になっていたことと思いますので、調べてみました。以下に原文と、ChatGPTによる翻訳を紹介いたします。
『Old Age』 エドマンド・ウォーラー 著(Edmund Waller)
The seas are quiet when the winds give o’er;
So calm are we when passions are no more.
For then we know how vain it was to boast
Of fleeting things, so certain to be lost.
Clouds of affection from our younger eyes
Conceal that emptiness which age descries.
The soul’s dark cottage, batter’d and decay’d,
Lets in new light through chinks that Time hath made:
Stronger by weakness, wiser men become
As they draw near to their eternal home.
Leaving the old, both worlds at once they view
That stand upon the threshold of the new.
出典:Edmund Waller “Old Age” より(1686年、詩集『Poems』収録)
※本詩はパブリックドメインに属しています。
和訳(ChatGPT翻訳)
海は風がやむと静まりかえる。
情熱が消えたとき、人の心もまたかくも穏やかになる。
そのとき私たちは知るのだ。
誇っていたものが、いかにはかなく、失われる定めであったかを。
若き日の目には、愛情という雲がかかり、
年老いて初めて、その空虚さが見えてくる。
魂の暗い小屋は、傷み崩れながらも、
時の刻んだ隙間から新たな光を受け入れる。
弱さによって強くなり、人は賢くなる。
永遠の住まいに近づくにつれて。
古き世を去りつつ、人は両の世界を見渡す——
新たなる世界の敷居に立ちながら。
私自身、“悟り世代”といわれる年代ですが、この詩に描かれる境地に、果たして60年後にたどり着けるのか──ふと、そんなことを思いながら先生のお話を噛みしめておりました。
長くなってしまいましたので、このあたりで筆を置かせていただきます。
(文責:福永)
CATEGORY : イベント所長ブログ DATE : 2025年4月18日
照葉はばたき公民館が竣工致しました!
また、夏に行った構造見学会に次いで完成見学会を実施しました。
見学会の主催は福岡市農林水産局 総務農林部 森づくり推進課。共催は(公社)福岡県建築士会 福岡地域会、(公社)日本建築家協会 九州支部 福岡地域会です。
総勢120名程の方に足を運んで頂いています。
木材供給、建築意匠、構造、施工の各分野から解説をしました。福岡市産材活用方法を始め、ご来場いただいた方々や関係者間にも、得るものが多い良い見学会になったのではないかと思っています。
福岡市産材は構造材だけでなく、軒天や天井、床にも使用しています。
今後の市産材利用の促進に繋がればと思います。
ご協力頂いた皆様に感謝申し上げます。
杉本泰志、壬生恭仁
CATEGORY : 副所長ブログ DATE : 2025年4月10日
令和10年に創立150年を迎える歴史ある高校。田んぼや畑、養鶏場や植林がある広大な敷地。高等学校と日本で唯一の専攻科を有しています。
令和2、3年度に実施設計、令和4年度から大規模改修工事が始まり4期工事で、令和11年完成予定。管理棟、教室棟の一部、1期工事が完成しました。
管理の要となる事務所や職員室、移動経路の廊下や階段室、特別教室などを先行して整備。玄関や廊下は、木質化しています。今後もローリングをしながら各棟の整備を進められます。
弊社は、基本設計、1期工事の実施設計、建築の一部の工事監理を担当いたしました。
石橋光男